【API連携】BinanceのAPI利用方法|Python編

【API連携】BinanceのAPI利用方法|Python編

Binance(バイナンス)にはAPIという他のアプリケーションでも市場価格や自身の資産を閲覧したりbot取引を行うことが出来ます。本記事ではBinanceでのAPIの使い方について解説しています。


先に読んでおきたい記事


※注意※
BinanceのAPI発行には必ず2段階認証を設定する必要があります。
アカウント発行、若しくは2段階認証がお済みでない方は以下の記事を参考にBinanceの登録と2段階認証を必ず行ってください。

【Binance(バイナンス)の使い方徹底解説】登録から入出金まで画像付きカンタン解説|2018年後期最新版

https://ohmycrypto.news/articles/97

「海外取引所を開設するならバイナンス(Binance)」というのは仮想通貨ホルダーの常識ですが、あなたの登録はお済みですか? 仮想通貨投資を本格的に始める際には、日本の取引所だけでなく、海外の取引所を使うのが主流です。 ここでは、世界最大の仮想通貨取引所である「バイナンス」の登録方法と使い方について、どこよりも分かりやすく解説していきます。

APIとは?

APIとは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)」の略語であり、「ある1つの機能に特化したプログラムで共有可能なもの」や「ソフトウェアの機能を共有する仕組み」のことです。

このAPIはしばしばWeb上に公開され、外部(Web)から呼び出して利用します。様々な分野・用途でAPIが公開されていますが、ほとんどが無料で利用することが可能です。

APIで出来ること

外部からWeb APIを利用する際は、一般的にそのAPIを提供する企業のWebサイトから利用登録を行った上でAPIキーを取得できるようになります。そしてURLにリクエストを送信すると、その企業側が提供する情報を取得できます。

Binance(バイナンス)で利用可能なAPI

Binanceは2種類のAPIがあり、1つ目は誰でもアクセス可能な「パブリックAPI」、そしてアカウント保有者の資産情報などが取得できる「プライベートAPI」に分かれます。もっとも、取得できる情報や権限が異なります。以下に詳細な説明を記載します。

パブリックAPI

パブリックAPIでは一般的にBinacneのWebサイトで閲覧できる情報を取得することが出来ます。(ex.市場価格、出来高など)取得できる情報は以下のようになります。

[関数名]:[機能]
get_all_tickers
全通貨ペアの市場価格を取得
get_ticker
指定通貨ペアの24時間の価格変更の統計情報を取得
get_symbol_ticker
指定通貨ペアの市場価格を取得
get_orderbook_ticker
全通貨ペアの板情報を取得
get_order_book
板情報を取得
get_recent_trades
最新の全約定履歴を取得

プライベートAPI

そしてプライベートAPIでは顧客の資産に関する情報、つまりご自身で保有している通貨の保有枚数などを取得したり、新規注文をオーダーすることが可能です。

通常プライベートAPIは暗号化されておく必要がありますが、このような手続きに関してはBinanceが専用のライブラリを用意してくれるため、簡単な操作で利用することが可能です。

その為、取引におけるロジックさえこちらで用意すれば誰でもbot取引を行うことが可能です。

[関数名]:[機能]
create_order
オーダーを入れる
order_limit
指値オーダーを入れる
order_limit_buy
指値買いオーダーを入れる
order_limit_sell
指値売りオーダーを入れる
order_market
成行オーダーを入れる
order_market_buy
成行買いオーダーを入れる
order_market_sell
成行売りオーダーを入れる
get_all_orders
全アクティブオーダー情報を取得
get_open_orders
自分のアクティブオーダー情報を取得
cancel_order
オーダーをキャンセルする
get_asset_balance
資産情報を取得
get_symbol_info
通貨に関する情報を取得

Binance APIの連携方法(Python)

APIキー・シークレットキーを取得

まずはBinanceアカウントにログインして、ご自身のアカウント情報を閲覧する下の画面に遷移しましょう。

ログインされていない方は画面右上に位置しているLog Inをクリックしましょう。

すでにログイン状態になっている方は同じく画面右上の人型アイコンをクリックして、ご自身の登録したメールアドレスが記載されているAccountをクリックしましょう。

上の画面に遷移したら、APIタブにあるEnableをクリックしてAPIキーの発行画面に移りましょう。

は2種類のAPIがあり、1つ目は誰でもアクセス可能な「パブリックAPI」、そしてアカウント保有者の資産情報などが取得できる「プライベートAPI」に分かれます。もっとも、取得できる情報や権限が異なります。以下に詳細な説明を記載します。

画面中央に表示される入力ボックスにご自身が発行するAPIキーの任意の名前をつけましょう。

ここではSampleと名付けたことにします。

そうすると二段階認証が要求されます。二段階認証は2種類が存在します。

  • Google認証システムを使った認証
  • SMS(ショートメッセージサービス)を使った認証

Google認証システムを使った認証の場合では、Googleが提供している認証システム用のアプリを立ち上げ、そちらに表示されている6桁の認証コードを入力します。


SMSを使った認証では、登録されている携帯番号宛に6桁の数字が記載されたショートメールが届きます。そこに記載されている数字を入力してください。

認証をクリアすると上のような画面が表示されます。ご自身が登録されているメールアドレス宛にAPIキーを有効にするためのメールが届きますので、チェックしましょう。

メールでは上記のような自分でつけた任意のAPIの名前と認証を有効にするためのリンク用ボタンを記載されています。

”Confirm Create”をクリックしてAPIを有効にしましょう。

API(シークレット)キーの確認

メールにあったボタンをクリックすると、APIキーの発行が承認され実際に発行することが可能です。

以下の画面のAPI key createdと表示されていることを確認してください。

この画面では下記項目が表示されます。

  1. APIキーの確認
  2. シークレットキーの確認
  3. 付与権限

ここで注意すべきは2.シークレットキーの確認です。
この画面でシークレットキーを控えておかないと、これ以降2度と表示されません。
ちゃんと控えておきましょう。

ライブラリのインストール

APIキーの取得が完了したら、次は公式のライブラリをインストールする必要があります。ターミナルウインドウ(Windowsではコマンドプロンプト)を起動して下のコマンドを入力しましょう。

pip install python-binance

他のライブラリインストールと同様、pipコマンドを使ってインストールします。

実際に情報を取得する(ソースコードの解説)

全体のソースコード

では実際のコードを基にして情報取得方法を解説しましょう。

#Binanceのライブラリをインポート
from binance.client import Client



#クラスの定義
class BinanceAPI:


   #BinanceのAPIキーの設定
   def __init__(self):
      API_KEY = 'ご自身が取得したAPIキー'
      API_SECRET = 'ご自身が取得したシークレットキー'

     self.client = Client(API_KEY, API_SECRET)

   #指定通貨ペアの24時間の価格変更の統計情報を取得
   def get_ticker(self, pair):
      try:
         value = self.client.get_ticker(symbol=pair)
         return value
      except Exception as e:
         print('Exception Messege : {}'.format(e))
         return None

   #資産情報を取得
   def get_asset(self, symbol):
      try:
         value = self.client.get_asset_balance(asset=symbol)
         return value
      except Exception as e:
         print('Exception Messege : {}'.format(e))
         return None

#メイン関数
def main():
   binance_set = BinanceAPI()

   ticker = binance_set.get_ticker('BTCUSDT') #取引通貨ペアの指定
   print(ticker['lastPrice']) #価格の種類の定義

   asset_dict = prv_set.get_asset('BTC') #通貨の指定
   print(asset_dict['free'])

if __name__ == '__main__':
   main()

上のコードをそのままコピーしてPythonの開発環境にコピーして下さい。

上のコマンドでは下記内容を行っています。それではソースコードをまとまりごとに解説しましょう。

  • BTCーUSDTの価格の変動情報を取得
  • 顧客資産情報の取得

APIキーの設定

#BinanceのAPIキーの設定
   def __init__(self):
      API_KEY = 'ご自身が取得したAPIキー'
      API_SECRET = 'ご自身が取得したシークレットキー'

     self.client = Client(API_KEY, API_SECRET)

ここではご自身のAPIキー及びシークレットキーをコピー&ペーストしてAPIキーを入力していきます。

赤の部分にそれぞれご自身のキーを入力しましょう。

下のself.clientに対してAPI・シークレットキーを引き渡しています。

通貨ペアの価格変動を取得(パブリックAPIキー)

#指定通貨ペアの24時間の価格変更の統計情報を取得
   def get_ticker(self, pair):
      try:
         value = self.client.get_ticker(symbol=pair)
         return value
      except Exception as e:
         print('Exception Messege : {}'.format(e))
         return None

ここではペア情報を与え、価格変動の情報を取得するという動作をしています。

引数としてペア情報(コードでは"pair")を取得して、過去24時間分の価格変動情報をAPIから取得しています。

返り値として価格変動情報を返します。

資産情報の取得(プライベートAPIキー)

#資産情報を取得
   def get_asset(self, symbol):
      try:
         value = self.client.get_asset_balance(asset=symbol)
         return value
      except Exception as e:
         print('Exception Messege : {}'.format(e))
         return None

ここではget_assetという関数を定義し、自身の資産情報を取得しています。

Binanceではget_asset_balanceという関数で自身の資産情報を取得できるようになっています。
取得に成功した場合は返り値として資産情報を引き渡しします。

おわりに

いかがだったでしょうか。

Binanceでは多数の取引通貨を取り扱っており、世界の中でも非常に大きな取引料を誇る取引所になっています。

API連携を使用することで、取引指標を計算して自動取引を実装することも可能です。

詳しい情報に関しては、Binanceの公式ドキュメント(英語)を御覧ください。

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